1940S FRENCH VINTAGE INDHIGO METIS DOUBLE BREASTED JACKET "DEAD STOCK"
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¥165,000 - 定価
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¥165,000
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COLOR : INDHIGO
SIZE:ONE 着丈66.5cm 肩幅41cm 身幅45.5cm 袖丈63cm
MATERIAL : METIS
1940S FRENCH VINTAGE INDHIGO METIS DOUBLE BREASTED JACKET "DEAD STOCK"
1940年代、戦中から戦後にかけてのフランスで生まれたワークウェアの中でも、特に希少な存在として知られるのが、このFrench Vintage Indigo Métis Double Breasted Jacketです。
本個体は驚くべきことにデッドストックという奇跡的な状態で現存しており、今では資料としても極めて貴重な一着。まさに「フレンチヴィンテージのトップピース」と呼ぶにふさわしい存在です。
メティス(Métis)とは、フランス独自の混紡素材で、リネンとコットンを掛け合わせた生地を指します。
リネンの強靭さと通気性、コットンの柔らかさと馴染みの良さを兼ね備えたこの素材は、当時のワークウェアやユニフォームに多く採用されていました。特に本品のようにインディゴ染めを施したタイプは、経年変化が美しく、時とともに深みを増す独特の青が魅力です。現在の視点から見れば、この「リネンコットンのインディゴ混紡」は、サステナブル素材の先駆けとも言えるもの。耐久性と機能性、そして審美性を高い次元で両立させた、当時のフランスの職人技の結晶です。
ダブルブレステッド仕様のワークジャケットというのも、非常に稀少なデザイン。
一般的なフレンチワークジャケットはシングル仕様が主流でしたが、このモデルは軍用や港湾労働者、鉄道職員など、特定の職域向けに支給されたスペシャルピースとされています。前合わせを二重にすることで風の侵入を防ぎ、保温性と耐久性を高めるという、機能面から生まれた意匠。それでいて、細部にはフランスらしいエレガンスが漂い、ワークウェアでありながらどこか品の良さを感じさせる佇まいが魅力です。
襟は小ぶりでラウンド気味のクラシックなシェイプ。袖口はボタンで絞れる仕様になっており、全体のシルエットは直線的でコンパクト。サイズ表記はありませんが、体感でSサイズ相当となります。
40年代当時のフレンチワーク特有のタイトで端正なカッティングが感じられ、現代のファッションに取り入れても非常に洗練された印象を与えます。シャツやタートルの上から軽く羽織るだけで、どこかパリジャンらしい雰囲気が漂う。まさに“ワークとモードの狭間”を体現するアイテムです。
そして特筆すべきは、そのコンディション。
80年以上前のプロダクトとは思えないほどの保存状態で、デッドストック特有のハリと艶をしっかりと保っています。
ボタン、縫製、ステッチ、すべてが当時のまま残されており、染料の深いインディゴブルーは、まるで時間が止まったかのように鮮やか。着用を重ねるごとに、糸の織りや擦れが少しずつ表情を変え、唯一無二のフェードが生まれていくでしょう。その過程こそが、ヴィンテージファンにとって最大の魅力です。
ファッション的にも、このダブル仕様のフレンチジャケットは非常に汎用性が高く、ミリタリージャケットのような無骨さを持ちながらも、テーラードジャケットのようにドレスライクに着こなすことも可能。
ブラックのワイドトラウザーやグレーのスラックスと合わせればシックに、デニムやワークパンツと合わせれば本来のルーツを感じるスタイルに仕上がります。ボタンをすべて留めてミニマルにまとめるのも良し、開けてリラックス感を出すのも良し。時代を超えて自由に楽しめる、まさに“生きたヴィンテージ”です。
現在、こうした1940年代のIndigo Métis素材のダブルブレステッドワークジャケットが完全なデッドストック状態で見つかることは、ほとんど奇跡に近いと言われています。市場でもほとんど流通せず、たとえ見つかったとしてもダメージや退色が激しい個体が大半。その中で、この一着は当時の空気をそのまま閉じ込めたような完璧な保存状態を保ち、コレクターズアイテムとしても高い評価を受けるでしょう。
フランスが誇る職人文化の象徴であり、歴史の断片を纏うようなジャケット。
「働く服」が「美しい服」へと昇華した瞬間を感じ取れるのが、この1940s Indigo Métis Double Breasted Jacketです。
アーカイブピースとしての価値はもちろん、日常に取り入れても抜群の存在感を放つ。そんな稀有な一着を、ぜひあなたの手で。


