1950's FRENCH ARMY TAP47/54 Lizard Camouflage Paratrooper Jacket
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¥143,000 - 定価
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¥143,000
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COLOR : LIZARD CAMO
SIZE ONE:着丈74.5cm 肩幅58cm 身幅67cm 袖丈57cm
MATERIAL : COTTON 100%
1950年代にフランス軍空挺部隊のために採用された「TAP47/54 リザードカモフラージュ パラトルーパージャケット」は、ヨーロッパミリタリーの中でも特に評価が高く、世界中のヴィンテージコレクターから注目され続けている名作です。本個体は、その中でも希少性の高い47/54パターンに該当する一着で、後年の56パターンとは明確に異なるディテールを備えています。
最大の特徴は、やはりフランス軍独自の「リザードカモフラージュ」と呼ばれる迷彩柄です。筆で刷いたような不規則なストロークによって構成されたこのカモフラージュは、当時のジャングル戦を想定して設計されており、視覚的なインパクトと実用性を高い次元で両立しています。現代のプリント迷彩にはない、手仕事の痕跡を感じさせる荒さと有機的な表情が、このジャケットに独特の存在感を与えています。
本個体が47/54パターンであることを象徴するディテールとして、フロントポケットが斜めに配置されている点が挙げられます。これは56パターン以降では見られない仕様で、実戦におけるアクセス性を重視した設計思想が色濃く反映されています。資料上では知られていても、実物として市場に出回る数は極めて少なく、コレクターの間では明確に「別物」として扱われる要素のひとつです。
生地にはコットンツイルが使用されており、当時の軍服らしい高い耐久性を備えています。長年の使用と時間の経過によって、全体には自然なフェードが生まれ、リザードカモ特有のグリーンやブラウンのトーンが柔らかく溶け合っています。新品時の緊張感とは異なり、ヴィンテージならではの奥行きと落ち着きを感じさせる表情に仕上がっており、着用時には非常に雰囲気のある佇まいを見せてくれます。
背面や内側には、当時の官給品であることを示すスタンプがうっすらと残存しています。視認性は高くありませんが、完全に消えてしまっていない点は評価すべきポイントであり、実際に軍で使用されていたリアルな証として、このジャケットに確かな説得力を与えています。こうしたスタンプの残り方も個体差が大きく、同じものが二つと存在しないのが、この年代のミリタリーアイテムの魅力です。
コンディションについては、年代を考慮すると非常に良好な部類に入ります。ただし、第二ボタンと下部4つのボタンが欠損しており、フロントにはボタン欠けが見られます。これは実使用を経てきた空挺部隊ジャケットとしては決して珍しいものではなく、むしろ実物ならではのリアリティを感じさせる要素とも言えるでしょう。ボタンの欠損を含めて、リペア前提で楽しむのか、オリジナルの状態を尊重するのか、所有者の価値観が問われる部分でもあります。
シルエットは、現代のファッション視点で見ても非常に優れており、短すぎず長すぎない着丈、可動域を考慮したアームの設計、そして全体に漂う無骨さと機能美が見事に調和しています。デニムやチノパンといったベーシックなボトムスはもちろん、スラックスなどと合わせたミックススタイルにも違和感なく馴染み、コーディネートの主役として確かな存在感を放ちます。
TAP47/54は、後年の56パターンに比べて生産数が少なく、現存数も年々減少しています。その中でも、リザードカモの表情が良く、致命的なダメージがなく、スタンプもかすかに確認できる個体は非常に貴重です。欠損や使用感を含めて「完成されたヴィンテージ」として受け止められる方にとっては、これ以上ない魅力を備えた一着と言えるでしょう。
単なるミリタリージャケットではなく、1950年代という時代背景、フランス軍空挺部隊の実戦装備、そして現在のファッションにも通用するデザイン性を併せ持った、まさに歴史を纏うプロダクトです。資料的価値と着用価値の両方を求める方に、自信を持っておすすめできる一着となっています。


