C.P.Company 2006AW Shearling Collar White Leather Jacket
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COLOR : WHITE
SIZE:48 着丈67.5cm 肩幅43cm 身幅52cm 袖丈67cm
MATERIAL :
表地:レザー / コットン67% ナイロン33%
裏地:毛80%、ナイロン20%
襟・身頃裏:シアリング(ムートン)
C.P. Company 2006年秋冬コレクションに登場したシアリングカラー ホワイトレザージャケットは、ブランドの歴史の中でも特に完成度が高いと評価されているアーカイブピースです。C.P. Companyは、イタリア発のミリタリーウェアをルーツに持ちながら、機能性と素材研究を軸に独自の進化を遂げてきました。本作は、その思想が最も洗練された形で表れた2000年代中盤を象徴する一着と言えます。
このジャケットが発表された2006年秋冬は、C.P. Companyが単なるカジュアルブランドの枠を超え、テクニカルウェアとラグジュアリー素材を融合させた存在として確固たる地位を築いていた時代です。当時のデザインを手がけていたのは、ポール・ハーヴェイです。彼は1990年代後半から2000年代後半にかけて、C.P. CompanyとStone Islandの両ブランドを率い、マッシモ・オスティの思想を継承しながら、より工業的で構造的なアプローチへと発展させました。
本作は、フライトジャケットを思わせるショート丈のシルエットをベースにしながら、ホワイトレザーという扱いの難しい素材を大胆に採用しています。一般的にレザージャケットはブラックやブラウンが主流ですが、あえてホワイトを選ぶことで、ミリタリー由来の無骨さを抑え、素材そのものの質感や経年変化を際立たせています。顔料仕上げのホワイトレザーは、着用を重ねることで表情が変化し、時間とともに唯一無二の風合いへと育っていく点も魅力のひとつです。
襟元にはシアリング(ムートン)を配し、防寒性と視覚的なアクセントを両立しています。この仕様は、B-3などのクラシックなフライトジャケットを想起させながらも、C.P. Companyらしく無駄を削ぎ落としたデザインに再構築されています。シアリングは見た目のラグジュアリーさだけでなく、実用的な保温性も高く、秋冬のアウターとして十分な機能を備えています。
フロントにはC.P. Company特有のカーブを描くポケットが配置されており、これは単なるデザイン要素ではなく、使い勝手を考慮した設計です。ポール・ハーヴェイが重視していた「意味のあるディテール」が随所に見られ、装飾のための装飾が一切存在しない点は、この時代のC.P. Companyを象徴しています。ジップや縫製も実用本位で、全体として非常にバランスの取れた構造を持っています。
2006年という年代は、C.P. Companyにとっても重要な転換期でした。過度な実験性よりも、長年培ってきたミリタリーとワークウェアの文脈を再解釈し、完成度の高いプロダクトとして仕上げる方向へとシフトしていた時期です。本作は、その流れの中で生まれた代表的なモデルであり、ブランドの成熟を感じさせる一着です。
現代において、このAW2006のシアリングカラー ホワイトレザージャケットは、アーカイブ市場で再評価が進んでいます。その理由は、単なる希少性だけではありません。現在の生産背景やコスト構造では、ホワイトレザーとシアリングを組み合わせたこのような仕様を、同じクオリティで量産することが難しくなっているからです。また、2000年代のポール・ハーヴェイ期という明確な時代背景を持つ点も、コレクターやファッション感度の高い層から支持される理由となっています。
スタイリングの面でも、本作は非常に汎用性が高いアイテムです。デニムやミリタリーパンツと合わせた無骨な着こなしはもちろん、スラックスやニットと合わせることで、素材の上質さを活かしたクリーンなコーディネートも可能です。ホワイトレザーという色味は、意外にも幅広いスタイルに馴染み、主役としても脇役としても機能します。
このジャケットは、単なる2006年秋冬のアイテムではありません。C.P. Companyというブランドが築いてきた素材研究、ミリタリーへの深い理解、そしてポール・ハーヴェイの合理主義的なデザイン思想が凝縮されたアーカイブピースです。着用することでその完成度を実感でき、同時にブランドの歴史を体感できる点にこそ、本作の本質的な価値があります。
最後に、このシアリングカラー ホワイトレザージャケットは、流行に左右されることなく、長く愛用できる一着です。時間とともに変化する素材の表情を楽しみながら、自分だけの一着へと育てていくことができます。C.P. Companyの本質に触れたい方、そして2000年代の名作アーカイブを探している方にとって、本作は間違いなく特別な存在となるでしょう。


