1930年代フランスのコーデュロイパンツ。古い年代のコーデュロイらしい重厚感のある太畝のダミアンコーデュロイの堂々たる佇まいはコットンですが長野の冬の寒さをも凌ぐほど堅牢な作りになっています。大きなリペアは裾部分。抉り取られるように生地が削られ同素材のコーデュロイの畝が潰されて柔らかくなった生地でリペアが施されています。腰ポケットの内側も使い込まれているため破れておりますがこれまたいい意味で大雑把にリペアが施されておりヴィンテージウェアらしい仕様に。ここをそのまま履くのか、直して履くのかの議論は恐らく永遠に答えの出ないところなので、ご自身の好きなように履いて頂くのが良いかと。さらに、フロントボタンの内側はインディゴコットン素材で修繕されており、やや擦れて色落ちしているため、他人からは見えない部分ですが風合いの良い箇所かと。サスペンダーボタンにシンチバックと腰回りのディテールもぬかいなく。ボタンも全てオリジナルがついております。これだけのクオリティのいいものはなかなか出会えないと内側を覗くとそこにはみんな大好きな"モンサンミッシェル"の文字が。やはりそうかと頷けるモンサンミッシェルのクオリティを是非体感いただきたい、上品かつクラシカルな一本です。オーバーサイズでの着こなしも様になるワイドシルエットでエッジの効いたスタイリングをお楽しみ頂けます。